2010年12月31日金曜日

普天間飛行場とエンクローチメント

http://ow.ly/2zGeq 2008年7月11日に伊波洋一宜野湾市長とケビン・メア在沖米総領事会見を受けての琉球新報社説。のっけからタイトルが凄いわ。「メア発言 こんな米総領事、要らない」 #futenma #henoko

http://ow.ly/2zGeq 他国の外交官に向かって「こんな米総領事、要らない」ですもの。自国と混同なさってないかしら?少なくとも粘り強く相手を説得しようって発想が無いのは確かね #futenma #henoko

http://ow.ly/2zGeq 「滑走路近くの基地外になぜ、宜野湾市が(住宅)建設を許しているのか疑問がある」 http://ow.ly/2zI3a 1945年12月。周囲には何も無い状態 #futenma #henoko

http://ow.ly/2zGeq 「滑走路近くの基地外になぜ、宜野湾市が(住宅)建設を許しているのか疑問がある」 http://ow.ly/2zI9Q 2005年1月。宅地がびっしり #futenma #henoko

http://ow.ly/2zGeq 農地を宅地にしようとすると地方自治体の許可が無いとできないのよ。沖縄県が軍政下にあったことを割り引いても #futenma 飛行場周辺を宅地化するにあたって宜野湾市か宜野湾市に相当する自治体の指導が無かったのかしら? #henoko

http://ow.ly/2zGeq 「普天間飛行場が米軍内部の安全基準に違反しているとする伊波洋一宜野湾市長の指摘にも反論したつもりかもしれない。何と独善的な考え方なのか」宜野湾市の宅地行政に突っ込まない新報、どっちが独善的なのかしら #futenma #henoko

http://ow.ly/2zGeq 「普天間基地がどういう経緯でできたのか知らないわけでもあるまい。単なる無知なのか。知っていながら知らないふりをしているのか」飛行場できた当時は周囲に何もなかったわよ。もちろん基地内部に集落があったのは知っている #futenma #henoko

http://ow.ly/2zGeq 「宜野湾市伊佐浜では戦後、米軍がブルドーザーと武装米兵による銃剣で住民を脅し追放した。抵抗する住民を暴力で退けて家屋や農地を破壊、その後にキャンプ瑞慶覧を強引に建設した」 #futenma #henoko

http://ow.ly/2zGeq 「普天間飛行場も似たようなものだ。戦後、住民が避難先から戻ると、すでに基地が建設されていた」印象操作ね。まず建設されたのは戦中だし、銃剣の出番は無かったはずよ #futenma #henoko

http://ow.ly/2zGeq 「土地を収奪された歴史的な背景を理由に、基地周辺に住宅を建設した住民に責任はないとしているのだ」メア総領事が指摘しているのは住民じゃなくて宜野湾市の行政責任。宅地行政は地方自治体の権限が大きいですからね #futenma #henoko

http://ow.ly/2zGeq 「総領事(館)の役割とは何なのか。赴任地の住民との友好親善が第1の目的と理解する」第1の目的は自国の利益代表じゃないかしらね。その上で友好親善があるわけで順番、間違えてない? #futenma #henoko

http://ow.ly/2zGeq 総じて、論調は外国の領事に向けて言っているとは思えないわね。社説の筆者はアメリカに甘えてるんじゃないの? #futenma #henoko

http://ow.ly/3pkFX 戦前の普天間付近、土地利用状況。内閣府制作 #futenma

2010年12月30日木曜日

アメリカ本土におけるエンクローチメント問題

http://ow.ly/3kmpr 『米国における軍施設周辺の土地利用対策』国立国会図書館調査及び立法考査局のレポート。興味深いわ #futenma

http://ow.ly/3kmtp 「伊波市長訪米、米基準違反を追及へ」2008年7月26日。ではアメリカでの実態はどうか、というと http://ow.ly/3kmpr このレポートは2008年10月のもの #futenma

http://ow.ly/3kmpr 30頁より要約。全米州知事協会研究部門が発表した『軍事施設周辺における「エンクローチメント」に対応するための州の戦略』では軍事施設は雇用や税収をもたらし地域経済にとって極めて重要な存在と位置づける。米でも沖縄と似た状況がある #futenma

http://ow.ly/3kmpr 30頁より要約。米軍は軍事施設周辺の土地利用対策の実施は、地方自治体に権限と責任があり、軍の役割は望ましい土地利用に関するガイドラインの作成など支援的なものにとどまる #futenma

http://ow.ly/3kmB6 「クリアゾーン「違反ではない」普天間司令官2008年8月20日」という発言は、軍隊による土地利用とエンクローチメント(自治体や民間の土地利用が基地に近接してくる現象)は沖縄も米本土と大きく変わらない事を示している #futenma

http://ow.ly/3kmpr 32頁より。クリアゾーンを定義しているのは米軍がガイドラインとしている「航空施設周辺適合利用地域・AICUZ」。1970年代から運用されていて、基地毎に個別に設定される。でも状況の変化でうまくいってないケースもある #futenma

http://ow.ly/3kmpr 36頁より。ラングレー基地の場合、クリアーゾーンを含む事故危険地域にも、580人が居住とあります。 #futenma 基地のクリアーゾーンの問題は米軍による沖縄差別が根底にあるものではなく、基地を抱えるアメリカ本土でも発生しているわけです

http://ow.ly/3kmpr ラングレー基地と似たような問題を抱える例として他にヴァージニア州オシアナ基地ノースカロライナ州タウンゼント射爆場フロリダ州キーウエスト基地が挙げられています #futenma

http://ow.ly/3kmpr 45頁より。フロリダ州キーウエスト基地 http://ow.ly/i/68jZ 接近してくる市街地を避けて、離着陸のコースが大きく旋回しているがわかります #futenma

http://ow.ly/3kmpr 35頁より。軍と自治体の土地利用に関する協議がうまくいってないケース・ヴァージニア州ラングレーの場合を取り上げてます。 http://ow.ly/i/68ij 紫色の基地から滑走路の延長上に伸びている赤い部分がクリアゾーン #futenma

http://ow.ly/3kmpr 35頁より http://ow.ly/i/68ij 紫色の基地から滑走路の延長上に伸びている赤い部分がクリアゾーン。黄色が事故危険地域1類、オレンジ色が事故危険地域2類 #futenma

http://ow.ly/3kmpr 36頁より。ラングレー基地の場合、クリアーゾーンを含む事故危険地域にも、580人が居住とあります。 #futenma 基地のクリアーゾーンの問題は米軍による沖縄差別が根底にあるものではなく、基地を抱えるアメリカ本土でも発生しているわけです

http://ow.ly/3kmpr ラングレー基地と似たような問題を抱える例として他にヴァージニア州オシアナ基地ノースカロライナ州タウンゼント射爆場フロリダ州キーウエスト基地が挙げられています #futenma

http://ow.ly/3kmpr 45頁より。フロリダ州キーウエスト基地 http://ow.ly/i/68jZ 接近してくる市街地を避けて、離着陸のコースが大きく旋回しているがわかります #futenma

米軍 #futenma 飛行場移設問題 #henoko 滑走路と飛行経路 http://ow.ly/2um6c キーウエスト基地と似たような状況がここにも

2010年12月28日火曜日

公開情報

国会議事録

沖縄県議会議事録

沖縄公文書館

宜野湾市議事録

防衛省

外務省

財務省・統計情報

普天間第二小学校移設と反対運動について

宜野湾市立普天間第二小学校1969年4月1日に開校。出典は小学校のサイトから。この時点で基地は既にあったのだから誰かロケーションについて突っ込まなかったのかしらね?1972年5月15日に沖縄返還 #futenma

国会の議事録に普天間第二小学校の話題が初めて出てくるのは「67-衆-沖縄及び北方問題に関する特別委員会-12号 昭和46年12月11日」かしら?この時は基地からの排水で付近の畑が水浸しというクレームね #futenma

「67-参-沖縄及び北方問題に関する特別委員会、内閣委員会、法務委員会、文教委員会連合審査会-1号 昭和46年12月20日」この時に既に普天間第二小学校のヘリコプターの騒音が取り上げられているわ #futenma

「96-衆-沖縄及び北方問題に関する特別委員会-6号 昭和57年03月10日」小渡三郎の発言。宜野湾市は普天間第二小学校の移設候補地について昭和55年12月12日付で要請 #futenma

普天間第二小学校移転用地選定の経緯について詳しいのは「96-衆-沖縄及び北方問題に関する特別委員会-6号 昭和57年03月10日」小渡三郎委員の発言よ#futenma

国会議事録より小渡委員「(普天間第二小学校移転候補地は)宜野湾市にありますキャンプ瑞慶覧のFAC六〇四四」 #futenma

国会議事録より小渡委員「(普天間第二小学校)移転地における(軍用)地主の皆さん方でございますが、五名おられますけれども、その五名の地主の皆さんも学校用地であるならば結構でございますということで、これも開放に同意をいたしております」 #futenma

小渡委員「それで、その開放を希望している地域は住宅地域なんですよ。平屋でございますから二階にすれば簡単に(普天間第二小学校の生徒を)収容することができるわけでございます。御検討いただいて、即刻対応していただくように要請をいたします」 #futenma

「96-衆-沖縄及び北方問題に関する特別委員会-6号 昭和57年03月10日」普天間第二小学校移転について。伊藤参午防衛施設庁施設部長より米軍、宜野湾市と協議中。小学校移転候補地の地主、沖縄県は同意。当時の宜野湾市長は安次富盛信 #futenma

「109-衆-沖縄及び北方問題に関する特別委員会-2号 昭和62年08月19日」普天間第二小学校移転について。森山浩二防衛施設庁施設部連絡調整官より。宜野湾市長から小学校移転の要望。防衛施設庁が米軍に用地返還要請。米軍側条件付きで返還可能と回答 #futenma

「109-衆-沖縄及び北方問題に関する特別委員会-2号 昭和62年08月19日」森山浩二防衛施設庁施設部連絡調整官より。米軍は普天間第二小学校移転後の建物を事務所とか倉庫に使いたいと条件を提示 #futenma

「109-衆-外務委員会-3号 昭和62年08月21日」渡辺允外務省大臣官房審議官より経緯の説明。宜野湾市長(桃原正賢)より普天間基地の返還要請。当初、市から普天間第二小学校移転のため米軍のキャンプ瑞慶覧の一部返還要求。米軍条件付きで可能と回答。市の返事待ち #futenma

「109-参-決算委員会-閉4号 昭和62年10月16日」佐藤昭夫の発言。米軍側は基地の一部を普天間第二小学校移転用地として返還する代わりに現在の普天間第二小学校の土地を米軍基地の一部として使用したいと条件を付ける #futenma

「昭和62年第7回沖縄県議会(定例会)第2号10月5日」より。社民党の県議・友寄信助の質問から。普天間第二小学校の移設について。米軍側が移転先用地を返還する条件として小学校跡地を使用したいという要望。基地縮小を訴える立場からは容認できない #futenma

「昭和62年第7回沖縄県議会(定例会)第2号10月5日」これで、一応結論が出たかしら?普天間第二小学校移転に際して、社民党沖縄県連の反対運動があったのは県議会の議事録にも記載されている #futenma

沖縄県議・友寄さんの発言は明らかに #futenma 第二小学校児童の安全より反米軍基地を優先しています。そして2010年の9月30日、伊波洋一宜野湾市長のツイートから「再来年度に新設小学校を建設するため、今年から用地買収に入っている」市に移転の予算が組めないわけではなさそうです